行川アイランド |
■ クック諸島 |
| ラロトンガ島 |
|
海外で地元の人と話をすると、
「ワタシ、ニッポンにイッたことあるアルヨ」
みたいな人に出くわすことがある。
本当か嘘かは知らないが、日本渡航経験者に遭遇することは以外に多い。
もし、こんな場面に出くわしたら、
「ふん。あっそう。」
と、無愛想に振舞うよりは
「わー、すごい」
と、すごいと思っていなくても、相槌を打ってあげるのがフレンドリーな旅行者のあるべき姿といえる。
さて、日本から遠く離れたクック諸島では、さすがに日本渡航経験者はいないのではないかと思っていたが、世界は狭いもので、こんな太平洋の片田舎にも日本渡航経験者が存在したのだ。
という訳で、今回はクックで出会ったとある日本渡航経験者についての話である。
私が海岸を歩いてたところ、とある地元のおやじに声をかけられた。
おやじ:「ヘイ、ユー、どこからきたの?」
クック諸島ではアジア系の人種は珍しいからか、地元の人に声を掛けられることが多々ある。
多々あるのだが、会話の内容はほぼマニュアル化しており、
「どこからきたの?」
「ニッポンです。」
「いつまでいるの?」
「○○日までです。」
「へー。バイバイー。」
というパターンで終了してしまうことが多いが、このおやじの場合は違ったのである。
おやじ:「ヘイ、ユー、どこからきたの?」
私:「ニッポンです」
おやじ:「へぇー、ニッポンから来たの?ワタシ、ニッポンにイッたことあるアルヨ!」
私:「!」
おおっ!このおやじが日本に行ったのか。
クック諸島における日本渡航経験者、ついに発見か。
私はとりあえず、
「オー、ワンダフォー」 (訳:「わー、すごい」)
と、思ったわけではないが、おやじの面子を立てるためにも、ここは一つ、驚きと喜びを表現してみた。
するとおやじは案の定喜んで、頼んでもいないのにおやじの知っている日本語のお披露目大会が開かれることとなった。
おやじ:「コニチハ!コニチハ!」
はい。はい。上手だね。
おやじ:「アリガトゴジャイマス!」
ほー、素晴らしい。
おやじ:「ホンダ、トヨタ、グッド!」
いやー、お父さんも世辞が上手ですな。
おやじ:「チバ、チバ!」
ん?チバ?
チバと言ったら、千葉県のことか。
日本でポピュラーな地名といったらトウキョウかオオサカくらいのもんだが、千葉という地名を知っているとはこやつ一体何者か。
私:「千葉県に行ったのですか?」
おやじ:「イエス。ワタシ、チバけんにイッたアルヨ!」
どうやら本当に千葉県に行ったようだ。
もしかして、ディズニーランドにでも行ったのか。
このおやじは、東京ディズニーランドは、実は千葉県にあることを知っている、ひねくれ者なのか。
私:「へー。千葉に何しに行ったの?」
おやじ:「ワタシ、ナメガワアイランドにイッタアルヨ!」
なっ、なめがわアイランド!
行川アイランドとは、千葉県は外房にあるレジャーランドの名前である。
熱帯の動植物を見ることの出来る施設で、特にフラミンゴのショーが有名であったが、残念ながら今や廃園となってしまった。
きっと日本人でさえ、行川アイランドの名を知る人は少ないのではないだろうか。
何はともあれ、クックのおやじがよくもまあこんなローカルなネタ知っているものよ。
このおやじ、ますます怪しい。
一体全体こいつは何奴か。
行川アイランドで油断させておいて、私から日本の機密を聞き出そうとしているスパイかっ!!!
私は事の真相を暴くべくこのおやじを尋問したところ、以外な答えが返ってきた。
おやじ:「ワタシ、ナメガワアイランドでダンスしてたアルヨ!」
ダンス!!
なるほど、そういう事だったか。
このおやじは、行川アイランドで開催されるショーのダンサーとして、はるばる日本へ行ったのであった。
確かに行川アイランドが目的で、わざわざ日本へ旅行するような外国人はいないだろう。
それにしても、このおやじがダンサーだったとは。
今でこそ、豚を飼育しているお気楽おやじにしか見えないが、かつては行川アイランドきってのポリネシアンダンサーとして、その名を轟かしていたのだろう。
日本もとんだ逸材を手放してしまったものだ。
もし今でも行川アイランドが健在だったならば、きっとこのおやじの華麗なるダンスを我々も拝見できたに違いない。
それにしても、高い金払ってわざわざクック諸島からダンサーを呼んでしまう行川アイランドには敬意を表したいが、そんな行川アイランドがつぶれてしまった原因も、実はその辺にあったりして‥
「ワタシ、ニッポンにイッたことあるアルヨ」
みたいな人に出くわすことがある。
本当か嘘かは知らないが、日本渡航経験者に遭遇することは以外に多い。
もし、こんな場面に出くわしたら、
「ふん。あっそう。」
と、無愛想に振舞うよりは
「わー、すごい」
と、すごいと思っていなくても、相槌を打ってあげるのがフレンドリーな旅行者のあるべき姿といえる。
さて、日本から遠く離れたクック諸島では、さすがに日本渡航経験者はいないのではないかと思っていたが、世界は狭いもので、こんな太平洋の片田舎にも日本渡航経験者が存在したのだ。
という訳で、今回はクックで出会ったとある日本渡航経験者についての話である。
私が海岸を歩いてたところ、とある地元のおやじに声をかけられた。
おやじ:「ヘイ、ユー、どこからきたの?」
クック諸島ではアジア系の人種は珍しいからか、地元の人に声を掛けられることが多々ある。
多々あるのだが、会話の内容はほぼマニュアル化しており、
「どこからきたの?」
「ニッポンです。」
「いつまでいるの?」
「○○日までです。」
「へー。バイバイー。」
というパターンで終了してしまうことが多いが、このおやじの場合は違ったのである。
おやじ:「ヘイ、ユー、どこからきたの?」
私:「ニッポンです」
おやじ:「へぇー、ニッポンから来たの?ワタシ、ニッポンにイッたことあるアルヨ!」
私:「!」
おおっ!このおやじが日本に行ったのか。
クック諸島における日本渡航経験者、ついに発見か。
私はとりあえず、
「オー、ワンダフォー」 (訳:「わー、すごい」)
と、思ったわけではないが、おやじの面子を立てるためにも、ここは一つ、驚きと喜びを表現してみた。
するとおやじは案の定喜んで、頼んでもいないのにおやじの知っている日本語のお披露目大会が開かれることとなった。
おやじ:「コニチハ!コニチハ!」
はい。はい。上手だね。
おやじ:「アリガトゴジャイマス!」
ほー、素晴らしい。
おやじ:「ホンダ、トヨタ、グッド!」
いやー、お父さんも世辞が上手ですな。
おやじ:「チバ、チバ!」
ん?チバ?
チバと言ったら、千葉県のことか。
日本でポピュラーな地名といったらトウキョウかオオサカくらいのもんだが、千葉という地名を知っているとはこやつ一体何者か。
私:「千葉県に行ったのですか?」
おやじ:「イエス。ワタシ、チバけんにイッたアルヨ!」
どうやら本当に千葉県に行ったようだ。
もしかして、ディズニーランドにでも行ったのか。
このおやじは、東京ディズニーランドは、実は千葉県にあることを知っている、ひねくれ者なのか。
私:「へー。千葉に何しに行ったの?」
おやじ:「ワタシ、ナメガワアイランドにイッタアルヨ!」
なっ、なめがわアイランド!
行川アイランドとは、千葉県は外房にあるレジャーランドの名前である。
熱帯の動植物を見ることの出来る施設で、特にフラミンゴのショーが有名であったが、残念ながら今や廃園となってしまった。
きっと日本人でさえ、行川アイランドの名を知る人は少ないのではないだろうか。
何はともあれ、クックのおやじがよくもまあこんなローカルなネタ知っているものよ。
このおやじ、ますます怪しい。
一体全体こいつは何奴か。
行川アイランドで油断させておいて、私から日本の機密を聞き出そうとしているスパイかっ!!!
私は事の真相を暴くべくこのおやじを尋問したところ、以外な答えが返ってきた。
おやじ:「ワタシ、ナメガワアイランドでダンスしてたアルヨ!」
ダンス!!
なるほど、そういう事だったか。
このおやじは、行川アイランドで開催されるショーのダンサーとして、はるばる日本へ行ったのであった。
確かに行川アイランドが目的で、わざわざ日本へ旅行するような外国人はいないだろう。
それにしても、このおやじがダンサーだったとは。
今でこそ、豚を飼育しているお気楽おやじにしか見えないが、かつては行川アイランドきってのポリネシアンダンサーとして、その名を轟かしていたのだろう。
日本もとんだ逸材を手放してしまったものだ。
もし今でも行川アイランドが健在だったならば、きっとこのおやじの華麗なるダンスを我々も拝見できたに違いない。
それにしても、高い金払ってわざわざクック諸島からダンサーを呼んでしまう行川アイランドには敬意を表したいが、そんな行川アイランドがつぶれてしまった原因も、実はその辺にあったりして‥